新人の時に、さまざまなヒヤリ、ハッとする経験をした看護師は少なくありません。
経験値が少ないため、当たり前と言えるでしょう。
しかし、患者に大きなダメージを与えたり、命の危機にさらしてしまうようなインシデントは、避けなければなりません。
そのためには、いくつかの注意点が挙げられます。
まずは、分からないことをそのままにしないことです。
「確かこうだったと思う」という状態で物事に取り組むと、ミスをする確率が上がってしまいます。
なかには、今さら質問しにくいことがあるかもしれませんが、失敗してからでは遅いです。
怒られることを恐れてはいけません。
分からないことを具体的に質問すると、忙しい時でも比較的スムーズに教えてもらいやすくなります。
申し送りの時には、たくさんの情報をやり取りするため、特に不明な点が発生しやすくなります。
分からないところがあれば、そのまま聞き流してしまわず、しっかり確認するようにしましょう。
また、マニュアルを読み込み、頭にしっかり入れておくことも大切です。
先輩から教わることは、マニュアルを把握した上で行っている自己流の手順です。
基本であるマニュアルをないがしろにしたまま、先輩のやり方を取り入れていると、思わぬインシデントが発生する場合もあるため、注意するようにしましょう。
いくら先輩から教わった方法とは言え、ミスが起こった場合は、その作業を行った人の責任になってしまうことも忘れてはいけません。